「わたしはふたたび自分自身をわが家とするようになった」プラトニックな恋人によって人生が変わった話
2026年 02月 24日
自分を見失うことはだれにありますが、
独りでいると落ち着かずかず
とりあえず外に出て街をうろつき
日々酒場に通い飲み屋の常連となり
酒場で「旗頭だ、偉いやつだ」と言われたところで得意になるほどバカではなく
しかし、独りでいることをおそれ酒場に通い
貧しく、はなはだしく堕落していた
主人公。
そして偶然見かけた
若い美しい少女によって堕落した生活から抜け出せたのです
彼は、彼女にベアトリーチェと名付け
ベアトリーチェと言葉を交わすことはなかったにもかかわらず
この恋が彼の生活に及ぼした影響は大きかったのです
「日一日と飲酒と夜のうろつきから
遠ざかった。
私はまた孤独に耐えられるようになり
好んで読書をし、
好んで散歩をするようになった
突然の変ぼうぶりは周囲から
さんざん嘲笑を招いた。
が今は愛するもの、崇拝するものをもち、
再び理想を得た気持ちに勝るものはなかった
生活は再び予感と多彩な神秘的な薄明に満ちていた。
それが私を無神経にした。
あがめる像のどれいとして
召使であるにすぎよ
わたしはふたたび
自分自身をわが家とするようになった」
盛り場を放浪する必要もなく
酒場の常連とならずとも
生活できるようになった彼の
「自分自身をわが家とする」
という言葉は
私の心に響きました
ヘルマン・ヘッセ「デミアン」p.100より
by honeylemon3026000
| 2026-02-24 13:48
| 生き方、考え方
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